いじわる執事とお嬢様。

そんなある日。
いつも通り遊んでいると


「私…お外に出たいな。」


お嬢様は寂しそうな瞳で呟いた。



家から出ることを許されない彼女に微笑んで貰いたくて、

僕は思ってない事を言ってしまう。



「で、でも心愛の家は広くてキラキラしてて凄いよ!だからさ、」


「で、でもっ」

僕が言い終わる前に彼女は話す。



「わたし、このお家いやだ…」