いじわる執事とお嬢様。

こういう雰囲気には慣れている筈なのに。


高価な物に囲まれていると
気分が悪くなる。



すると、ふと思い出す
……


『わたし、このお家いやだ…』


そういえば、心愛お嬢様もおっしゃっていたっけ。



いつの間にやら僕は
まだ幼かった頃の記憶を思い出していた。