「…仁っ」 坂道を走りきってやっと家の門にたどり着いた私は、 すぐに彼を見つけ出して名を呼んだ。 すると、庭の手入れをしていた仁が驚いた顔をして振り返る。 …その時。 「昨日はごめ…うわあ?!」 やばいっ…! 「お嬢様!」 何もないところでコケそうになった私を、 仁はすぐに駆け寄り抱きとめた。