いじわる執事とお嬢様。



今までに無いくらいの全力疾走で学校を抜け、交差点を渡る。





あとはあの長い坂道を抜ければ無駄に広い庭が目立つ我が家だ。






「はあ…はぁ…っ…」





_あの時も、あの日だってそうだった。




仁にドキドキしたり


「好き」って言っちゃったり


ヤキモチを焼いたり


手を繋いで嬉しかったのも





全部全部、仁に恋してたから。