いじわる執事とお嬢様。



そして私をベンチから立たせ、背中をトンっと押す。




「ほら、行っておいで」









うん…そうだね。




今まで素直になれなかった分
しっかり本当の気持ち、仁に伝えよう。



私はもう、逃げないって決めたから。