いじわる執事とお嬢様。


七瀬たちと話している仁を見たら
胸が痛んだこと。



仁にドキドキすること。


どうして手を繋いでくるのか理解できないこと。











「それでね…気づいたの」





「私は、仁からも自分の気持ちからも逃げていたんだって」






「うん」







「私は、仁に対する自分の気持ちに気づくのが怖かったの」