そう言うと、仁はゆっくり近づいてくる。


逃げようと振り向いたが…後ろは壁。



やばいっ




_私は壁と仁に挟まれた。




「心愛」




ドキン…



突然名前で呼ばれ、私は思わず仁を見つめる。