「心愛」 「…ん?」 そんな私に翔が前を向いたまま話しかけてくる。 「執事とお前、本当に付き合ってねぇの?」 「うん」 「じゃあ、なんで手を繋いでたんだよ」 「え、翔…今朝見てたの?」 「いや、今朝じゃない…けど」 「?…そっか」 よくわかんないけど、まあいいか。