いじわる執事とお嬢様。

「何が意識だよ…そんなこと簡単に言ってんじゃねーよ!!」


私と香織は驚いたが、黙って翔の話を聞く。




「心愛も昨日の時点で俺に相談しろ!!」







そんな翔を、香織はじっと見つめる。




そして、静かにこう言った。




「なんで彼氏でもない翔に心愛が怒鳴られなきゃいけないのよ」