Princess of silver

「ま…繭…」
私が小さな声で名前を呼ぶと語尾は電車の音でかき消された。


キキィィィー
電車の車輪が擦れる音がすると。


ドンっ
「きゃっ」
背中を誰かに突き飛ばされた。
スローモーションにみえた時の繭の顔はニヤッと不気味につり上がっていた。