Princess of silver

☆ミ
「ほう。やるなあの女」
「たしか、藍子だって」
カルシェが珍しく人を褒めた。
シルバーはそれが嬉しくてカルシェに名前を教えた。


シルバーとカルシェは必死に夜中に逃げる藍子を見つめていた。
それから視線を家の中の2人に向けた。


「ゲホッゲホッ」
修太に寄り添う姑。
「待っててね。今薬買ってくる!」
ビールを一口ゴクリと飲む姑。