Princess of silver

「実は、この日お母さん退院なんだ」
お父さんは真剣に僕の顔を見た。
「それって…」
「うん。来てほしいか?」
「うん!」
僕はもちろんと言わんばかりに元気よく頷く。


「そっか。」
ニコッと笑い僕の頭にお父さんの手を乗せる。
ポンポン。