────――15日
「杏璃~!!」
「奈津帆ー!」
私は奈津帆の家に止まるためほかの二人よりも早い時間に奈津帆の家に着いた
まぁ、奈津帆に浴衣を着せるためなんだけど
奈津帆は背が小さくてとても可愛い…。
女のあたしでも惚れるかも…
「ねぇー、杏璃??まだ、早いから浴衣は後ででもいいよね?」
そうね…
「うん。まぁ、後で着せればいいか」
「そこは決定事項なのね」
「もっちろん!」
奈津帆はとにかく可愛いからなんでも似合う…。
まったく…羨ましいわっ!コノヤロー!笑
そして、時間も経ち6時になった
「杏璃~!二人の事迎に行こ~!」
「りょうかーい!いくー!!」
二人は近くの駅に集まってるらしいのでそこまで奈津帆のお母さんの車に乗って迎に行く
駅に着くと背の高い男の人が1人たっていた
「翔流さーん!」
「あー!おう。」
翔流さん…改め。藤堂翔流-toudou kakeru-
高校1年生で奈津帆と同じ塾の人
…あれ?
二人っていってなかったっけ??
「アイツもう直ぐつくってよ」
そう翔流さんが言うと奈津帆が
「りょうかい!!」
可愛く答えた
あたしは人見知りとかではないんだけど、何故か背の高い人が苦手で喋れずにいた
「藤堂~」
「おぉー」
「じゃあ、みんな集まったって事でお母さん待ってるんで車の方に行きますか!」
そう奈津帆が言うとあたしは
「うん!」
と答えた
