「みーちゃんもあんな人と付き合いたいなぁ。」

「みーちゃんモテるからね。
昨日も告白されてたでしょ?」

「そーなの!でも、全然タイプじゃなくて
振っちゃった!!」


そんな他愛もない会話をしていた。


バーンッ!!!

教室の扉が勢い良く開けられた。
あまりの勢いと音にみんな扉に振り向く。

そこには少し茶髪の目にかかる位の髪の
綺麗な顔をした長身の男の人がいた。


「あーーー!!!あの人あの人ー!! 
イケメンさん!!!」


確かにイケメンだ。
みーちゃんが食いつく訳だ。


「ねぇ、花木って子いる?」

え。




え?



はい??




「えー!!!??かおちゃん知り合いなの?!」

「いや!知らない!知らないんですけど!」



私達に気づき
男の人が近づいてくると。
目の前で止まった。



「 ねぇ、あんたが花木さんだよね?
ちょっといいかな。」


ま、ま、ま、まぢですか!?!?