チラホラと女の子達が耳打ちして笑ってる。
微かに聞こえる

「え、あれ彼女?(笑)」
「んなこたないでしょwww」
「罰ゲームとかじゃない?」
「釣り合ってなさすぎ!!(笑)」


確かに。
あたしもそう思う。




「せ、先輩。」

「ん?」

「先輩は私と居て絶対釣り合っていませんよ……
私の事からかってるんですか?」


ちょっとだけど、
泣いてるわけぢゃないけど
悲しくなってくる。



「は?なにいってんの?」




低くドスの聞いた声。
ビクッとしてしまった。

顔を見ると普段からニコニコしてる先輩が
想像つかないくらい真顔で眉間にシワをよせて
睨んでいた。



「?!………だって………。」


少しして怒りの顔が
少し淋しそうな顔に変わり


「本気でそう思ってんの?
俺、自分から告白したのお前が初めてだけど。」



え?


そーなの?





「すいません……。」






なんかそんな顔されたら何も言えない反則じゃん。