やばい!寝坊した!!!
バタバタバタバタバタバタバタバタ
バタバタバタバタバタバタバタバタ
ダダダタダっ!!!バタンっっ!!!!
「母さーーーーん。何今のーーー?」
「寝坊でもしたんでしょ?(笑)
彼氏とのデートにでも。フフ」
やばい!1時間遅刻だよ!
今から駅までって!
バスに乗っても30分はかかるよ!
薫は全力で走りました。
〜30分後〜
駅前
ハァハァ……。
いない……や。
もぉ、帰ってるよね。
ピロロン〜♪
常盤先輩
《ここだよ。》
え??
どこ?
周りを見渡してもいない。
トントン
肩を突かれ振り向く薫。
あ……。
私服姿の岬が居た。
岬はニコっと笑って
肩をならした。
「おまえーー
俺を待たせるとは
いい度胸してんな♡」
うっ
けど、先輩。
私服格好いい…。
髪はワックスでフワッと流して
革の紐にストーンがついたネックレス
シンプルな文字のTシャツにジーパン。
なんか。
制服姿しか見た事なかったから新鮮だなぁ。
「花木!シカトか?!」
「あ、すいません。
どこに行きます??」
「ホテル……。とか?ハハッ」
なっ!何いってんのこの人は!
「行きませんよ!」
「わーってるって!ハハッ」
やっぱり先輩は格好いい。
なんであたし何かがいいんだろう。
だってほら、周りの女の子達めっちゃみてる。

