悪夢の少女


「なによ!!」

その女子が振り向く。

「……っ!」

そして私の顔を見た瞬間凍りついたように動きをとめた。

「…お前ら…なにやってるの。」

私は睨みながらそう言った。

「…………。」

女子たちは私になにも言い返してこなかった。

「…いじめは…弱いものがすること。」

眉間にシワをよせる。

「…今度いじめなんかしたら…」

ーボワっ

手から青色の炎をだして、女子の顔に近づける。

「ひっ…」

涙目になるそいつ。

「…この炎で…お前らを燃やす。」

低い声でそう言い放つ。