悪夢の少女


ゆっくり席から立ち上がると、瑠李を囲んでいる女子に近づいた。

ーズキン

いきなり右腕が痛む。

…私も…一緒にいじめたい…

「……!?」

…私今…なんて思った?

瑠李を一緒にいじめたいって…

ーズキズキズキ

…あぁ…こういう事か…

右腕をめくると少しだけ赤色がまざっていた。