悪夢の少女


ーガチャ

「お父さんおかえりなさい!!!!」

私はお父さんに抱きついた。

「おぉ、ルリ。ただいま。」

お父さんは微笑んで私の頭をなでた。

「…お?ルリ、前髪が流れて印が見えちゃってるぞ?

ちゃんと隠さないとダメだろ。」

そう言うと、私の前髪を整えてくれた。

「ありがとう!

でもなんでそんなにこれを隠さないくてはいけないの?

前髪はどうしても流れちゃうよ?」

お父さんは少し厳しい顔をすると

「そのうちわかるだろう。この印を隠さなくてはいけない理由が。

前髪はお父さんが魔法で固定されるようにしておくから。」

「……?わかった。」

小さい頃の私はその意味がよくわからなかった。

でも今…少しずつ、お父さんのあの言葉の意味がわかるようになってきた。