「…フッ」

私が鼻で笑うとあいつは眉間にシワを寄せ

「何がおかしい。」

低い声でそう言った。

「…人の屈辱をうけた顔が可笑しい…だと

ハッ…可笑しいのはお前の頭のほうだろ…」

「…んだと?」

あいつがイラついてきているのがオーラで分かる。

「…いつ…誰がお前に屈辱なんてうけた…

まだお前のいいなりになるとは決まってない…」

「残念ながら、その悪魔はいつかお前を飲み込む。絶対だ。」

あいつは勝ち誇ったように私に言い放つ。

「…この世の中に絶対なんてない…

あったとしても私には効かない…

諦めなければこんなもの…乗り越えられる」