私は自分を助けてくれた瑠李の死体に近寄った。

「…え。

これは…」

その死体を見て

私は呆然とした。

そしてゆっくりと微笑んだ。

冷たいものが頬を伝う。

「…あなたが。

瑠李が…そうだったんだね…」

次々と涙が溢れてくる。

「…まだ、

本当の名前しらない…

バカ…」

私の声が

虚しく響いた。