でも、不思議と私の体に痛みはなかった。 ゆっくりと目を開くと、 瑠李が私の前に立ちはだかっていた。 目の前に飛び散っている血。 体全体の力が抜けていくのが分かる。 ードサッ 瑠李が私の方に倒れてきた。 それをゆっくりと支える。 「…瑠李?」 なんとか声を振り絞る。 返事はない。