「…行こう。」 私が強くそう言うと、 お父さんと瑠李は目を合わせて頷き、 そのまま城の門へとつっこんだ。 見張りをしていた魔物はあっさり退治した。 城の中に入ると、 早速銀が私たちを睨んで待っていた。 「これはなんのマネだ?」 怒りを含んだ声でそう言った銀。 「…お前を、倒しに来た。」 「そうか。お前はまだ、生きてたのか。」 ニヤッと不気味に笑うと、 銀は剣を取り出した。 「もうお前は必要ない。 ここで死んでもらう。」