ーバチバチバチッ!!!!
「うあっ!」
突然の激しい電気ショックで私は飛び起きた。
「ぐっ…!!」
頭がズキズキ痛む。
ゆっくりと片目だけ開けると
黄色い目の奴がいた。
「…貴様は…誰だ…」
頭を押さえながらもう一度同じ質問をした。
奴は怪しく笑いながら
「俺?俺は…そうだな…魔王…とでも言っておこうか…」
そう言った。
…魔王…?こいつが…?
「じゃあ…魔物を生み出してるのも…この世から不幸を生み出してるのも…お前、なのか?」
「そうだな。フッ…
ちなみに、お前の母親を殺した巨人を生み出したのも…俺だぜ?」
…私の…母を…殺した巨人を生み出したのは…こいつ…
「貴様…」
怒りがジワジワと込み上がってくる。

