悪夢の少女


ーフワッ

ドアを開けた瞬間

生暖かい風が頬をよぎった。

…いい天気だな

ポカポカ暖かい太陽の下でお弁当を食べていると

「キエエエエエエエエエエ!!!!」

魔物の声が空から聞こえてきた。

空を見ると、黒い魔物が私に向かって急降下している。

「………ちっ……」

私は舌打ちをするとすぐに立ち上がり、バリアを張った。

ーパリーン!!!

…バリアが…やぶれた!?

私は身をひるがえし後ろにさがった。

「キエエエエエエエエエエ!!!!」

私は手から青色の剣をとりだした。

魔物が私に向かって猛スピードで近づいてきている。

最大限まで引き寄せると

「…死ね!」

魔物に向かって剣を突き刺した。

だが…

…よけただと!?

私はバランスを崩し、床へと倒れこんだ。