「ルリ!!!大丈夫!?」

隣で寝ていた瑠李の心配そうな声で飛び起きた。

さっきまで苦しかった呼吸も

いつも通りに戻り、

頭の痛みも消えていた。

「かなりうなされてたから…

なんか嫌な夢でも見たの?」

「…イヤ、違う。

けど…なんだったか…忘れた。

過去の…何かだった気がするけど…

思い出せない…」