「なんで…そんなこというの?

人に褒められるのが…そんなに嫌?

殺したのは、ルリじゃないじゃん。

確かに守れなかったかもしれないけど、仕方ないよ。

それがその人の運命だったの。」

涙目で私にそう訴えてきた。

「…ごめん。瑠李。

私は…おかしかった。

確かに…私は、悪くない。

殺したのは、人間。

でも…

なんでそんな人間を…私たちは守っている?

今まで、考えないようにしていた…でも…

私たちは模様が見つかったら人間に殺される。

なのに、私は哀れな人間を助ける。

なんで…」