「…瑠李。今日…暇、だったら私の家に遊び…こないか?

色々話したいこと…あるし。

協力してもらいたいことも…あるから。」

友達を家に誘うのは初めてだから少し緊張した。

…私の親のことも…あの不思議な魔物のことも…

こいつには全部教えたい…隠し事はしたくない…

「いいの!?もちろん行く!!んじゃ今日一緒に帰ろうよ!!!!」

嬉しそうにぴょんぴょん跳ねている瑠李を見て

ホッと胸をなでおろす。

「…うん。一緒に、帰る。」

初めて友達が自分の家に来る。

初めて友達と一緒に下校ができる。

初めてのことばかりでとても嬉しい。

…瑠李と会えて…良かった。

本人には絶対言ってあげないけど。