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「おわったー!」
あれから一時間弱、見違える程綺麗になった部屋を見回してかなり達成感を感じた。
ふふふ、あたしだってやればできる子なんだよね。YDKだよ、YDK。
浸っていると、後ろから強力チョップをお見舞いされた。
「なーにーがYDKだ、あほ。3分の2処理したの誰だと思ってんだ?」
『....うっ、透様です。』
じんじんと痛む後頭部を押さえて涙目で透を見上げる。
痛いんだよあほ!!
すると何故か、慌てたように透の手があたしの目を覆った。
『うわ、な、なに??!』
驚いて透に聞き返すと、呆れたような焦ったような声が聞こえた。
「あのな、お前さぁ、そーゆー顔他の男の前で絶対すんなよ。」
深い溜め息と一緒に言われた。
......意味わかんないんだけど。
『....何で?』
手で目を隠されたまま尋ねてみた。
「.....っ、このくそ鈍感!」
『はあ?!』
むかついて、相手の手を退けると、確かに真っ赤な顔をした透が立っていた。
