『______葉月?!!』




ばんっ!!!と物凄い音をたてて教室のドアを開ける。



壊れたらごめん、ごり林(担任)。



空き教室からここまで全速力で走ってきたから、息が切れている。



......って!!そんなことはどーでも良くって!!



『葉月いる?!!』



教室を見回すと自分の机で雑誌をぱらぱらとめくりながら、ポッーを食べている葉月がいた。





.....え、ポッー???



「おー、芽衣。遅かったねー。」



『愛司彼方に思いっきり文句言ってて....って、あんた大丈夫なの?!』



へらへらといつもの可愛い笑顔を浮かべる葉月に、目をぱちくりさせる。



え、ショック受けてたんじゃないの?!