「そうですけど、何か問題でも?俺、浩太と一緒じゃなきゃいやだもん」

「いやだもん、じゃねー!こいつに迷惑だろ!」

そう言うと、雅くんはもう1度僕を指さしてきた。

と、ずっと黙っていた浩太くんが、

「雅、さっきからこいつって失礼でしょ。それに指ささない」

と言って僕のほうを見て微笑んだ。

「結城 郁くんだよね?俺は柊 浩太。よろしくね」