「ちょっと、雅さー。今日から一緒のクラスメイトに向かって俺のこと見ず知らずの奴とかひどくね?俺とこの……田中くんは友達なんだからさー。ねえ?」

そう言って目の前の彼は僕に同意を求めてきた。

…というか、

「あの、僕田中じゃないです」

目の前の彼を見上げながら、僕はおずおずと主張した。