ねがい

「あたりまえだけどちゃんと振っててよかったね」
ポンっとあたしの肩を叩いて言うみゆき。


「そうだね、あの子隣のクラス?」

「うん、そう。あの子ずっと告られてきて振ってきた人だよ」


「すごいね、それ」

「まぁ他の男子には可愛いと思われててもさすがに洸くんは思わないでしょうね。」
クスクスと笑うみゆき。

「なにがいいたいのよぉバカ」