「あーブレーキ壊れてるみたい」
「まぢかーどーするの?」
「大丈夫、電話して直してもらう」
「そっか、よかった」
そして2人で教室へと向かう。
「おはよー」
「「「夏恋!洸くん!3年おめでとう!」」」
教室に入るとみんなに祝福された。
洸はいつも以上にテンション高くて今日はみんなを笑わせることが多かった。
「洸、今日はテンション高いね」
「まーな!!あ!夏恋、今日渡したいものあるから一緒に帰ろーぜ」
「うん、楽しみ」
「夏恋ー!」
とあたしは呼ばれる。
「はーい!どーしたのみゆき?」
遠藤みゆき。
あたしの親友。
長い間仲がいい。
「明日、洸くんの誕生日だけどアレちゃんとラッピングしてある?」
コソコソっと耳元で言われる。
「大丈夫、昨日の夜から準備してたし、明日会えないから今日渡すの」
そしてあたしもコソコソっと話す。
ふふふっと2人で笑い合う。

