ねがい

「あたしも大好き。
さよならなんか言わせないよ。
でもどうせいなくなっちゃうなら
さよならなんだよね。
よかった。お揃いのもの持ってて。
愛してる。
さよなら。」

もう会えない。
だからいま言えることを伝えた。


あたし達はその言葉を言って涙を流した後、風を浴びさせながら空へ吹っ飛んで行った。