ねがい

「なあ、俺の話最後まで聞いてくれ。
俺、お前と出会えてよかった。
なんだかんだ3年ってすげえよな。
記念日とか忘れててごめん。
そのたんびに俺お前のこと泣かしてた。辛かったときもあったよな。
今日みたいに俺告られたり。
でも俺ほんとにお前しかいないと思ったからだからおんなじように振ってきた。
俺には夏恋しかいないからって。
その度お前の顔が浮かんできたよ。
夢でも結婚とかしてるのとかあった。
夢だって知ったときすんげえ落ち込んだ。でもやっといえた。
ごめん、でも今日、長いキスとかしててよかった。
ほんとごめんな、大好き。
愛してる。
さよなら。」

その言葉を言った洸の目からは涙がでていた。


あたし達は知っていた。
バイクのブレーキが壊れたままだったということを。

だから最後に洸はあたしにお願いをいっていった。