
- 作品番号
- 108433
- 最終更新
- 2009/07/13
- 総文字数
- 2,305
- ページ数
- 5ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 3,732
- いいね数
- 0
- ランクイン履歴
-
ファンタジー7位(2008/06/25)
黒檀の空に翼を広げて……
2008年6月20日~完~
※関連作品
■『Moonlight memory』
続編です。
目次
この作品のレビュー
短篇の難しさを ひょい、と、越えてくれる、作家さんです。 5ページで何が書ける? 何が伝わる? と、思ったアナタ。 今すぐ、どうぞ。 そこで目にするのは 作家・桐谷 ルイの『美学』
短篇の難しさを
ひょい、と、越えてくれる、作家さんです。
5ページで何が書ける?
何が伝わる?
と、思ったアナタ。
今すぐ、どうぞ。
そこで目にするのは
作家・桐谷 ルイの『美学』
私はヴィンスに怒鳴った。
「なんで、なんでユーリは!?」
「仕方ないだろ……それが、彼女のやりたいことで、ずっと計画されてたんだから」
「でも、だからって……だからってアナタを置いて!」
「ああ。俺じゃ、ダメだったんだよ……アイツの心を、地上に留められなかった」
ヴィンスは、嘆きの表情を失笑に隠した。
星の煌めきを見上げる。
半身を空の彼方へ奪われた彼女は、もういない。
なのに、彼女は彼の心を奪っていった。
初めから、始めから……ユーリはヴィンスの心を。
今は翼を広げ、どこかへと。
青白い星は、イカロスの粒子だろうか。
悲嘆するヴィンスの、隠された涙だろうか。
私にはわからない。わからないが……
翌日、ユーリとイカロスの追撃命令が私へ下った時、私は、笑っていた。
to ヴィンスを置き去りにした……ユーリへ。
るいさんの全て?が凝縮したような一作☆彡 SFをここまで忠実に惜しみなく、この5Pで再現するとは…ただただ驚かされるばかりです☆彡
るいさんの全て?が凝縮したような一作☆彡
SFをここまで忠実に惜しみなく、この5Pで再現するとは…ただただ驚かされるばかりです☆彡
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…