それでも君が好きだから


「ただいま!」

「おかえり。」

「見て見て!包んでもらえたよ!」




うきうきしながら夏美は私を見る。

本当に夏美は彼氏さんが好きなんだな、
そう思うとなんとなく恋愛も悪くないかなと思う。




「紗耶ーどこかでお茶しない?」

「そうだね、そうしよっか。」

「わーい!」



本当に夏美は可愛いなと思う。
恋愛だけではなく、行動とか発想とか。

こういうのを女子力高いっていうのかな、たぶん。



「あ!ここケーキが今日半額だって!」

「え、本当?」

「行こう!」



そういって私の手を引きながら
嬉しそうな顔をしている夏美。


本当、いつも夏美のペースに乗せられちゃうな、

それでも全然憎めないのは夏美がいい子だって知ってるからだと思う。



「私ショートケーキにする!」

「私はチーズケーキにしようかなー」

「紗耶らしいね笑」



甘いものは特別に好きってわけではないけれど、
チーズケーキと、



「お母さん!僕チョコレートケーキがいい!」

「はいはい、チョコレートね。」



隣から可愛い男の子の声がする。

なんだか懐かしいな、



チョコレートケーキだけは昔から好き。

まぁあの人が好きだったからかもしれないけど。