それでも君が好きだから


「ん、あれ、今何時」



外が眩しい、
ってことはもう朝か。



「懐かしい夢見たなー…」



懐かしくて、胸をちくりと刺すような
そんな夢だった。



「学校の支度しなくちゃ。」



学校の支度を済ませてリビングへ向かうと、
ちょうどお母さんが朝ごはんの支度をしているところだった。



「お母さん、おはよう。」

「あら、今日は早起きね!」



朝から元気だなー
この元気を少し分けてほしい。



「手伝うよ。」

「ありがとう。」



お母さん、私は



「お母さん、」

「なぁに?」

「私はどうしたらいいの?」



今の私の顔は夏美には見られたくないな、
きっとひどい顔してるもん。



「ゆっくり前に進めばいいのよ。」



そういって私の頭をそっと撫でた。