いじわるな君の素顔


「波留夏?ケータイ返して?」

波留夏を見ると、

すっかり忘れていたようだった。

「あ、そうだ!」

私は、すぐさま、

保健室にあった、

紙にペンで書いた。

「はい!これ、私のメアド」

教えてなかったからと

付け加えて言う。

「すっげー嬉しい。さんきゅーな!」

と言い、ものすごい

爽やかな笑顔で言われる。

胸がキュンとして、

直視できなかった。

この気持ちはなんだろう。