教室に戻ると、

結依ちゃんが、駆け寄ってきた。

「春香っ!大丈夫!?」

「へ?」

「なんか、顔が赤いよ!?」

たしかに、言われてみると、

クラクラする。

そう思った時だった。

立っていられなくなり、

そのまま倒れてしまった。

「春香!」

だれ?

そのまま、体が

ふわふわと宙に浮いている感じだった。

居心地がよくて、

そのまま私は寝てしまった。