連れて来られて早々、

壁に押し付けられた。

「お前さ、なんで凪のことは、

始めから下の名前で呼んでんの?」

へ?

「そ、それは…。」

グイッと、近づけられる顔。

あぅー。

やっぱ、こういう

シチュエーションには、

慣れないよーっ!

「なに?続きは?」

と、覗き込むように、

顔を見てくる。