私たちは、その光景を

しばらく見ていた。

そして、楽しい時間は

あっという間に過ぎてしまい、

キーンコーンカーンコーン

と、なってしまった。

それと同時に、

手をグイと波留夏くんに

引っ張られた。

へ?

ど、どこに行くの!?

「は、波留夏!?」

連れて来られたのは、

2回目の空き教室だった。

1回目は生徒手帳を返してもらった時。

はぁ。

ここはきっと、

お仕置きの場所なのかな。