すると、ちょうど私の家が見えてきた。 「あ、波留夏!私こっちだから。」 「ん。じゃあな」 そう言うと、彼は来た道を戻って行く。 あれ? もしかして家こっちじゃなかったのかな? もしかして。 送ってくれた? 「波留夏っ!ありがとーっ!」 そう言うと、彼はまた右手をひらひらと振った。 よかった。 もう怒ってないみたい。