いじわるな君の素顔

昇降口に着き、腕が離される。

「お前、家どっち?」

「え、えと、○△駅だよ!」

「おけ。」

と、だけ言って、再び歩き出す波留夏。

私はぽけーとして、止まっていた。

その私を見て波留夏は不思議に思ったのか、

また腕を引っ張り

「行くぞ?」

と、だけ言った。

急に引っ張られたから、前につんのめって、

「きゃっ!」

思いっきり、波留夏の胸に飛び込んだ。