いじわるな君の素顔



仕事…か。

「いつ行くの?」

波留夏少し戸惑い気味に

「…来週」

と、呟いた。

「らい…しゅう」

なんで?

なんでそんな早いの。

「も、もう少し遅らせられないの?」

波留夏は、静かに

首を横に振った。

「親父さ、めちゃくちゃ

頑張ってんだ。

小さい頃からの夢だったんだって。

だからこそ、これは、

大きなチャンスなんだよ。

だから、俺は行きたくないなんて

言えなかった。

言ったら、親父の夢を

俺が壊しちまうから。」