屋上に着くと、
先客がいた。
あ!
あの、後ろ姿は!
「はる…。」
波留夏と、呼びようになったけれど、
途中でやめた。
「でさー!昨日のよー」
話し声が聞こえた。
ここにいるのは、波留夏だけじゃない。
そう思い、影に隠れた。
「ってかさー、はるさー、
七瀬のことめっちゃ気に入ってるよな」
へ?
私のこと?
「あー、あれ?
お前どうせあれだろ?
天然を落とせるかっていう
ゲーム的なの!
ほら、俺ら中学のときに、
やっただろ?
地味なやつを誰が
落とせるかってやつ!」
っ。
この場にはいたくなかった。

