「昨日、麻里香サキに告白したんだ。
それであたし、2人が抱き合ってるところ、見ちゃった…。」



「え?じゃああの2人、付き合って…?」



「うん。多分…。」



「そうなんだ…。いいの?このままで…」



「うん。だって麻里香を裏切るようなことできないよ…。」



「そっか…。じゃあ遥斗は?断るの?」



「うん…。」



「慰めてもらうのも、アリじゃない?」


慰めてもらう…か。


一瞬それもいいかななんて思ったけど、すぐにその考えは打ち消した。


「遥斗は優しいから、そんなふうに利用したくないよ。」



「それもそうだね。」



「愛梨、ありがとう。話したら気持ちが落ち着いたよ。」


「切羽詰まった顔して一人で座ってたから、どうしたのかと思って。
話しかけてよかった。」


「ふふ。愛梨、だいすき〜♡♡」


「あ~も〜まじ花かわいい!すき!!」



うん、私、素敵な友達持ったな。


これで、気持ちの整理、ついた。