文化祭2日目。
正直気分も重くて、来たくなかった。
サキにも、麻里香にも会いたくない。
付き合う事になったよ、とか報告を聞くのかな…
って思っていたのに、クラスでサキに会っても、部活で麻里香に会っても2人とも何も言ってこなかった。
秘密、とかかな…。
手には、あの時サキと付け合ったペンキがまだ少し爪の間に残ってる。
でも、サキはもう、麻里香の彼氏…。
少し前まで、私が一番サキの近くにいるって、心のどこかで勝手に思ってた。
ばかだな、私は何もしてない。
麻里香はずっと頑張ってた。
自業自得。
それが、この結果じゃん…。