文化祭、当日。



部活の発表も無事に終えて自由時間となった。



「麻里香、どこ回る?」



「ねー花、あたしさー、もう一回、サキに告白しようと思う。」



麻里香は私の目を見てはっきりと強い眼差しでそう言った。



こく、はく…。



「そ、そう、なんだ…。」



「今日が終わったら、告う。」



「うん、がんばって…。」



私、最低。素直に応援できない…。



麻里香、私もサキが好きなんだよ…。